本文へスキップ

技術士・技術士補

建設現場の資格図鑑

建設現場の資格図鑑HEADLINE

技術士・技術士補


エンジニアとして最高位の国家資格

■仕事内容

科学技術の応用に携わる 
日本の科学技術は世界のトップクラスにある。その科学技術を実際に事業に応用するためには、現場との接点に立ち、計画、設計、分析、試験、評価など、高度で幅広い業務をこなす専門家が必要になる。これらの専門家の最高位資格が技術士と考えてよい。
 
技術士は国家試験(技術士第二次試験)に合格し、登録した人だけに与えられる称号であり、科学技術の応用面に携わる技術者にとって、もっとも権威ある資格である。
 
また、技術士補は国家試験(技術士第一次試験)に合格し、登録した人だけに与えられる称号で、技術士となるのに必要な技能を修得するため、技術士を補助することが職務となる。

経験と実績があれば独立も可能
技術士の多くは、一般民間企業やコンサルタント会社などに勤務しているが、経験と実績があれば、独立自営の道も開けている。そのためには、思考力、洞察力、問題解決能力などが求められるのはもちろんだが、クライアントに信頼されることが何よりも大切。また、業務上の秘密も知り得る立場にあるので、守秘義務の厳守が不可欠となる。


■取得方法

まず技術士第一次試験を突破 
技術士試験は第一次試験・第二次試験とも、文部科学省の指定試験機関である日本技術士会が実施する。技術士になるためには、技術士第二次試験を受けなければならない。これには、大学など指定された教育課程の修了(日本技術士会ホームページ「試験・登録情報」→「指定された教育課程の修了者について」を参照)または技術士第一次試験の合格後、定められた実務経験が必要となる。技術士補になるための技術士第一次試験は受験資格の制限はなく、誰でも挑戦できる。また、所定の学歴や国家資格を有する者は、第一次試験の共通科目が免除される。
 
なお、技術士補となる資格を取得した者は修習技術者と呼称される。修習技術者は、技術士補の登録を行わなくても、一定の要件を整えた優れた技術者のもとで業務に従事し、実務経験を積むことで、第二次試験の受験資格を取得することができる。

第二次試験は筆記合格者に口頭試験
技術士第二次試験は、21の技術部門のなかから、あらかじめ受験者が選ぶ1つの技術部門と、さらに、その技術部門ごとに設定されたいくつかの選択科目のなかから、あらかじめ受験者が選んだ1つの選択科目について行われる。
 
試験は筆記試験と、筆記試験合格者を対象とした口頭試験からなる。筆記試験では専門知識、応用能力、課題解決能力などについて問われる。口頭試験では技術的体験、業務経歴、専門知識、応用能力、適性などが問われる。技術士第一次試験は、基礎科目、適性科目、共通科目および専門科目について、筆記(択一式)により行われる。試験時間は、基礎科目・適性科目が1時間、共通科目・専門科目が2時間となっている。

職場での訓練が有効 
技術士第二次試験には、実技試験がないという大きな特徴がある。その代わりに、筆記試験と口頭試験によって技術者としての実力が試される。そのため、知識として定着していることを記述および言葉で表現できなければならない
 
問われる内容は実務に則したものが多く、実務経験の豊富さが必要となる。これには、実際の職場での訓練が欠かせない。日頃から問題意識をもって業務に接し、自分の判断を誰にでもわかるように説明できる能力を養っておきたい。

■詳細情報
受験資格: 第一次試験=特に制限なし
第二次試験=以下の(1)(2)の要件を満たしている者
(1)技術士補となる資格(次のアまたはイ)を有する者。ア)技術士第一次試験の合格者。イ)指定された教育課程の修了者。
(2)次のいずれかの業務経歴を有する者。カッコ内は総合技術監理部門の場合。
ア)技術士補に登録以降、技術士補として4年(7年)以上技術士を補助した者。イ)技術士補になる資格を有した日から監督者の指導の下で、科学技術に関する業務に4年(7年)以上従事した者。ウ)科学技術に関する業務に7年(10年)以上従事した者。
試験科目: [第一次試験]基礎科目=科学技術全般にわたる基礎知識に関するもの
適性科目=技術士法第4章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性
共通科目=数学、物理学、化学、生物学、地学の5科目から2科目を選択する
専門科目=総合技術監理部門を除く20の技術部門から1つを選択する(別表参照)
[第二次試験]技術部門=機械、船舶・海洋、航空・宇宙、電気電子、化学、繊維、金属、資源工学、建設、上下水道、衛生工学、農業、森林、水産、経営工学、情報工学、応用理学、生物工学、環境、原子力・放射線、総合技術監理の21の技術部門のうち1つを選択し、さらに、それぞれの技術部門に設定されたいくつかの選択科目から1科目を選択する
申込期間: 第一次=6月中旬〜7月上旬
第二次=4月中旬〜5月上旬
試験日: 第一次=10月中旬
第二次=筆記8月上旬、口頭12月上旬〜1月下旬の指定する一日
試験地: 第一次・第二次(筆記)=北海道、宮城、東京、神奈川、新潟、石川、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄
第二次(口頭)=東京
受験料: 第一次=11,000円、第二次=14,000円


■問い合わせ先
公益社団法人 日本技術士会 技術士試験センター
住所:〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-20 田中山ビル8階
TEL:03-3459-1333




建設現場の仕事